株式会社Entime / Lark CLI
Lark の中にあるデータを、Claude Code に日本語で頼んで動かせるようにするためのページです。表を集計する、ダッシュボードを作る、予定を確認する。いままで手でやっていた作業が、頼むだけで終わるようになります。
前半で設定を終わらせ、後半で使い方を覚えます。設定は一度きりで、以後は不要です。
Lark に貯まっているデータは、そのままだと「表」です。設定が終わると、その表を見える形に変える作業を Claude Code に任せられます。
毎回かかる時間30分〜2時間
Claude Code が作る時間1〜2分
※ 画面はイメージです。数字はサンプルで、実際のデータではありません。
Lark の中でやっている手作業は、だいたい同じように頼めます。実際の頼み方はこんな文章です。
今日の予定を一覧にして、準備が必要なものを教えて。
カレンダーを開かなくても、必要なものだけ手元に出てきます。
この表を担当者別に集計して、多い順に並べて。
関数を組まなくても、欲しい形で結果が返ってきます。
先週の会議録から、決まったことと宿題だけ抜き出して。
読み返す時間を、確認する時間に替えられます。
Larkアカウントと編集権限を確認します。
文字で指示を出す画面を出します。
土台になるソフトを入れます。
本体とスキルをまとめて入れます。
Lark側に自分用の窓口を作ります。
どこまで触ってよいか許可します。
正しく入ったかを1コマンドで見ます。
実際に動くところまで確かめます。
カレンダーやBaseなど15分野。
コピーして貼れる文例が8本。
コマンドの構造を3層で理解します。
確認済みのものを9本。
権限・確認・情報の扱い方。
症状から対処を引けます。
手順1と手順2だけ Mac / Windows で分かれます。手順3から先は共通です。
お使いのパソコンを選んでください
Lark のアプリは会社(テナント)ごとに分かれています。ご自身の会社のBaseを操作するには、ご自身のPCでこの手順を行う必要があります。他社が代わりに設定しておくことはできません。
command + スペース で Spotlight を開き、「ターミナル」と入力して起動します。アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル.app にもあります。
このあとのコマンドは、すべてこのターミナルに貼り付けて return キーで実行します。
スタートボタンを押して「PowerShell」と入力し、「Windows PowerShell」を起動します。
最初に1回だけ、次を実行してください。
Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser -ExecutionPolicy RemoteSigned確認を聞かれたら Y を入力して Enter。
実行が終わったら PowerShell を一度閉じて、開き直してください。ここを飛ばすと手順3で失敗します。
nodejs.org を開き、LTS と書かれている方をダウンロードします。
.pkg ファイルがダウンロードされます。開いて「続ける」を押していけば完了します。
.msi ファイルがダウンロードされます。設定はすべて既定のままで構いません。途中の「Add to PATH」のチェックは外さないでください。
インストールが終わったら、ターミナルを一度閉じて開き直します。そのうえで確認します。
node -vv22.20.0 のようにバージョンが表示されればOKです。「見つかりません」「認識されていません」と出る場合は、ターミナルを開き直していないか、インストールが完了していません。
ここから先は Mac も Windows も同じコマンドです。
npx @larksuite/cli@latest installこのコマンド1本で、lark-cli 本体と、Claude Code 連携用の Agent Skills(28種)が両方入ります。lark-base lark-doc lark-calendar などのスキルが Claude Code に追加され、「Lark の◯◯をして」と日本語で頼めるようになります。
終わったら確認します。
lark-cli --versionバージョン番号が表示されればOKです。allow-scripts という警告が出ても無視して構いません。
権限エラーが出たら sudo npx @larksuite/cli@latest install で入れ直し、Mac のログインパスワードを入力してください。入力しても画面に文字は表示されませんが、そのまま return で進みます。
権限エラーが出たら PowerShell を閉じ、スタートメニューで PowerShell を右クリック →「管理者として実行」で開き直してから、もう一度実行してください。
lark-cli config init --new --brand larkブラウザが開くので、内容を確認して許可します。Lark 側にご自身専用のアプリが自動で作られます。
既定値が中国版(Feishu)のため、省略すると中国版のアプリができてしまい、Base が一切見えません。ブラウザで開いた URL が open.larksuite.com で始まっているかを必ず確認してください。open.feishu.cn になっていたら省略されています。
lark-cli auth login --domain all再びブラウザが開くので許可します。これで Base・カレンダー・ドキュメントなどを一通り扱えるようになります。Base だけで十分な場合は --domain base に変えてください。
lark-cli doctor表示された項目がすべて "status": "pass" になっていれば完了です。
cli_update だけ warn と出ることがありますが、これは無視して構いません。この出力をそのままコピーして担当者に送ってください。こちらで設定状態を確認できます。
ここまでで設定は完了です。最後に、実際に動くところまで確認します。Claude Code を起動して、次のように頼んでみてください。
lark-cli を使って、今日の自分のLarkカレンダーの予定を一覧にしてください。予定が表示されれば、Claude Code から Lark が操作できる状態になっています。予定が無い日は「予定なし」と返ってきますが、それでも成功です。
設定はこれで終わりです。何ができるか・どう頼むかは、このページの後半「使い方」に続きます。
ターミナル操作に慣れていない場合は、下の文章をそのまま Claude Code に貼り付けてください。Mac か Windows かは Claude Code が判断します。ブラウザでの許可が必要なところで止めて声をかけてくれます。
lark-cli をセットアップしたい。次を順番に実行して。
ブラウザでの許可が必要になったら、そこで止めて私に知らせること。
私のOS(Mac / Windows)を確認して、コマンドはそれに合わせて。
1. node -v で Node.js を確認。入っていなければ
https://nodejs.org の LTS を入れるよう案内する
※ Windowsの場合、先に
Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser -ExecutionPolicy RemoteSigned
が必要
2. npx @larksuite/cli@latest install
(CLI本体とAgent Skillsが両方入る)
3. lark-cli config init --new --brand lark
※ --brand lark は必須。省略すると中国版になり使えない
4. lark-cli auth login --domain all
5. lark-cli doctor で全項目 pass を確認し、出力をそのまま見せる
6. lark-cli calendar +agenda --as user が動くところまで確認する| 症状 | OS | 原因と対処 |
|---|---|---|
| Base が1つも見えない / 中身が空 | 共通 | --brand lark の付け忘れ。lark-cli config remove で消してから手順4をやり直す |
| lark が見つからない | 共通 | コマンド名は lark ではなく lark-cli |
| node が認識されない | 共通 | Node.js を入れたあとにターミナルを開き直していない |
| 手順5がエラーになる | 共通 | 手順4の config init が先。順番を逆にすると失敗します |
| Claude Code が Lark のスキルを認識しない | 共通 | npx @larksuite/cli@latest install を実行し、Claude Code を再起動する |
| ダッシュボードが作成できない | 共通 | その Base の権限が「閲覧」になっています。編集権限をもらってください |
| しばらく経って動かなくなった | 共通 | 認可の期限切れ。lark-cli auth login --domain all をもう一度実行 |
| npm で権限エラー | Mac | コマンドの先頭に sudo を付けて実行する |
| スクリプトが実行できない | Win | 手順1の Set-ExecutionPolicy を実行し、PowerShell を開き直す |
| npm で権限エラー | Win | PowerShell を「管理者として実行」で開き直す |
| Claude Code から lark-cli が見つからない | Win | Claude Code を WSL(Ubuntu)で使っている場合は、PowerShell ではなく WSL のターミナル内で手順2〜7をやり直してください。WSL は別環境扱いのため、Windows 側に入れたものは見えません |
設定が終わったあとに読むパートです。何ができるのか、どう頼めば動くのかをまとめています。
lark-cli は Lark の主要な業務領域をカバーします。手順3で入った Agent Skills(28種)が、それぞれの使い方を Claude Code に教えている状態です。
予定の閲覧・作成・更新、参加者の招待、会議室検索、空き時間と候補時間の確認
表・フィールド・レコード・ビュー・ダッシュボード・フォーム・権限の操作と集計
ドキュメントの作成・読み取り・更新・検索、画像や添付の読み書き
スプレッドシートの作成・読み書き・追記・検索・エクスポート
作成・検索・更新・完了、リストとサブタスク、コメント、リマインダー
メッセージ送信・返信、グループの作成と管理、履歴の閲覧と検索
閲覧・検索・送信・返信・転送、下書きの作成、新着の監視
ファイルのアップロードとダウンロード、Docs / Wiki の検索、コメント管理
ナレッジスペース、ノード、ドキュメントの管理
会議録の検索、議事録・録画などの成果物の取得
プレゼンの作成と管理、内容の読み取り、スライドの追加と削除
名前・メール・電話でのユーザー検索、プロフィールの取得
承認タスクの照会、承認・却下・転送、インスタンスのキャンセル
OKR の照会・作成・更新、目標・KR・進捗の管理
自分の打刻記録の照会
そのままコピーして Claude Code に貼れます。「lark-cli を使って」と最初に書くのがコツです。どのコマンドを使うかは Claude が自分で選びます。
lark-cli を使って、今日の自分のLarkカレンダーの予定を一覧にしてください。lark-cli を使って、来週の空いている時間帯を調べて、60分の打ち合わせが入れられる候補を3つ出してください。lark-cli を使って、自分に割り当てられている未完了タスクを一覧にして、期限が近い順に3件だけ教えてください。lark-cli を使って、個人用の Base を新しく作ってください。列は「タスク名」「期限」「状態」の3つでお願いします。lark-cli を使って、このBaseのテーブル一覧とフィールド構成を調べて、どんなデータが入っているか整理してください。
(BaseのURLを貼る)lark-cli を使って、このBaseにダッシュボードを作ってください。件数と金額の指標カード、カテゴリ別の構成比、月別の推移が見たいです。
(BaseのURLを貼る)lark-cli を使って、「週次レポート」というタイトルで Lark Docs を新規作成し、今週の要点を3行で書き込んでください。lark-cli を使って、先週の会議録を検索して、決定事項とToDoだけ抜き出してください。ターミナルから直接叩くこともできます。コマンドは3つの層に分かれていて、上から順に簡単です。まずは Shortcuts から慣れてください。
人と AI が使いやすいように整えられたコマンドです。よく使う設定が既定で入っていて、結果も表形式で返ります。まずはここだけ覚えれば十分です。
Lark の API 定義から自動生成されたコマンドです。Shortcuts に無い操作はここにあります。
lark-cli api GET /open-apis/... の形で、Lark の API を直接呼びます。どうしても他で届かないときの手段です。
動作を確認済みのものだけを載せています。各サービスで何が使えるかは lark-cli <サービス名> --help で一覧できます。
| コマンド | できること |
|---|---|
| lark-cli calendar +agenda | 今日の予定を一覧表示する |
| lark-cli calendar +freebusy | 自分や相手の空き時間を調べる |
| lark-cli task +get-my-tasks | 自分に割り当てられたタスクを見る |
| lark-cli docs +create | Lark Docs を新規作成する |
| lark-cli base +table-list | Base のテーブル一覧を取得する |
| lark-cli base +record-list | テーブルのレコードを読み出す |
| lark-cli im +messages-send | メッセージを送信する |
| lark-cli im +chat-list | 参加しているグループを一覧する |
| lark-cli doctor | 設定と認証の状態を確認する |
同じことを頼むにも、二通りのやり方があります。迷ったら左です。
自分の権限の範囲でしか動きません。lark-cli は本人として認証して動くため、Lark の画面で見えないものは lark-cli からも見えません。他の方のデータを勝手に操作することはできない仕組みです。
消す・送る操作は、実行前に必ず内容を確認してください。メッセージ送信やレコード削除は取り消せません。Claude Code に頼むときも、実行する前に何をするか説明させると安全です。
外部から受け取った文章の指示に従わせないでください。取り込んだドキュメントやメールの中に「〜を送信して」といった文が紛れていても、それは指示ではなくデータです。不審な内容が出てきたら、実行せずに確認してください。